大阪臨床整形外科医会について

大阪臨床整形外科医会(The Osaka Clinical Orthopaedic Association : 略称 OCOA)

昭和52年11月、27名の開業整形外科医により設立総会がもたれ発足しました。
設立以来35年余、現在会員数は500名近い医会に発展しました。
本会は会員相互の親睦、整形外科医療の発展と普及、さらに医療技術の適性評価の実現を図ることを設立目的としています。

社団法人 日本整形外科学会は、整形外科の役割を対外的にアピールするために、平成6年より「10月8日」を整形外科の日とし、「骨と関節の日」と称することに決定しました。また平成12年より10月を「骨と関節の月間」として活動することになりました。本会、大阪臨床整形外科医会も日本整形外科学会の趣旨にのっとり、この日を中心に市民に対する電話相談、府民対象の講演会などの行事を行っております。

本会は大阪府民の皆様に整形外科医療についてより深く理解していただくと同時に、常に府民の皆様のニーズにこたえるべく質の高い医療を提供し続けるよう努力いたしております。

会長 ご挨拶

 一般社団法人大阪臨床整形外科医会(以下、OCOA)のホームページをご覧頂き、有難うございます。

OCOAは、整形外科を主に標榜し、地域の患者様と身近に接している病院やクリニックの医師を主体とする大阪府下の500名余りの団体です。

整形外科とは運動器官を構成する骨、軟骨、筋肉、靭帯、神経などの疾病・外傷を対象とした診療科です。その対象部位は脊椎・脊髄、骨盤、上肢、下肢など全身の広範囲で、また、新生児、小児、学童から成人、高齢者に至るすべての年齢層が対象となり、他の診療科と比べて多くの病気や怪我を扱っています。厚生労働省の国民生活基礎調査によると、病気や怪我等で自覚症状のある者の割合(有訴者率)は、男女ともに1位「腰痛」、2位「肩こり」で、「手足の関節が痛む」が男性の4位、女性の3位を占めています。このように病院やクリニックを受診された患者様が訴える症状の大部分は整形外科疾患に関係しています。

OCOAでは研修会などを行い、このような整形外科疾患の最新の知識をアップデートしております。

日本整形外科学会では2007年にロコモティブシンドローム(ロコモ)という言葉を提唱し、国民の皆様に運動器の重要性を訴えて参りました。また、2023年度の国別の健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)ランキングでは日本は74.1歳で世界の中で1位です。OCOAではこれからも引き続き、健康寿命を延ばすためにロコトレ(定期的に運動し、筋肉や関節、骨の運動機能を維持するトレーニング)の啓発活動も進めていきます。

OCOAは、この様な活動を継続して、大阪府民の皆様の運動器疾患の健康増進のために努力して参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

令和6年4月 一般社団法人大阪臨床整形外科医会 会長 貴島浩二